2005年 09月 08日
ゆっくり休んでね\(^o^)/
虎 竜と大荒れ首位決戦
アニキ 憲伸撃ちだ!意地の33号 四回、金本は左越えに先制本塁打を放つ。投手・川上=ナゴヤドーム 荒れた試合の中で、キラリと光った。何だか、昔の話のようだが、スコアボードにはしっかりと刻まれている。四回の「1」は、阪神・金本の意地の結集。優勝するために、力と技を凝縮させたアーチでもあった。 均衡を破ったのは、4番のひと振りだった。四回、先頭で登場すると、体全体から雰囲気が出ていた。2球目、外角低めの直球を、レフトポール際に。残念ながら、これはファウルとなったが、カウント1―3から5球目だった。143キロの低めを、今度は見事に押し込んだ。 低いライナーは、そのまま左翼席に突き刺さる33号のソロアーチ。「弾道が低かったけど、バットのヘッドに乗ったので入ったと思った」と、アニキならではの打球を披露する。自己最多タイまであと1本塁打。さらに通算1000打点にも王手をかけた。 8月には胃腸炎をわずらうなど、体調は過去にないほど最悪という。それでも9月に入って持ち直してからは、不思議と打撃面がついてこない。9月初安打となった前日の右前打が、実に14打席ぶりの安打だった。 前日の練習では遊撃手の位置に入り、軽いノックをこなすなど、体調の良さをうかがわせた。同時に結果が伴わないもどかしさもあった。それを吹き飛ばすほどのアーチ。川上からは今季3本目で、中日戦も6本目という勝負強さだ。 「厳しくはなかったけど、甘いといったら憲伸がかわいそう」。相手を気遣う気持ちも、また金本らしい。竜のエースとの対決は、またも軍配が上がった。「勝ってよかった」。負けられない気持ちが結集した試合で、4番の意思もしっかりと残っていた。 虎 竜と大荒れ首位決戦 九回、谷繁の二塁ゴロ野選で三塁走者・アレックスが本塁を突き、微妙なタイミングもセーフ、捕手矢野=ナゴヤドーム 九回、無死二、三塁。谷繁の打球が一、二塁間へ。二塁・関本が捕球し本塁へ送球。矢野がブロックし、三走のアレックスがスライディング。球審・橘高の判定はセーフ。矢野がじだんだを踏んで悔しがる。ベンチから飛び出した岡田監督と平田ヘッド。同ヘッドが球審に体当たりをし、球審の右手が上を指し、「退場」。抗議を続ける指揮官の怒りは限界を超えた。「やめや、やめや」。手を左右に振り、納得がいかない様子。「帰ってこい」と守る選手たちをベンチに引き揚げさせた。 審判団が三塁ベンチ前に集まり、試合を再開するよう説得するが、中断が長引いた。藤川も審判に「こっちは命がけでやっとるんや」と怒声。スタンドも騒然となった。虎党は球審・橘高に、竜党はベンチに下がった選手に「早く出てこい。ちゃんとビデオ見てこい」と文句をぶつける。その言葉に藤本、中村豊、藤川がベンチの前から「降りてこんかい」と憤怒。片岡が3選手をなだめ、ベンチに下がり、状況を見つめる。中断は18分間に及んだ。 怒りの猛虎 デッカイ1勝 死闘、大乱闘を制した!勝ったのは怒りの岡田阪神だ!同点の延長十一回、中村豊外野手(32)が移籍後初となる決勝アーチで決めた。2点リードの九回、久保田智之投手(24)の不調から同点にされた。本塁のセーフ判定をめぐって平田ヘッドコーチが猛抗議で退場処分となり18分間、中断するなど大荒れの展開も最後は勝った。激勝や。 こんな試合負けるわけにはいかない。「入れーっ」打った中村豊が叫んだ。滞空時間と同じだけの沈黙がナゴヤドームを支配した。左翼最前列に吸い込まれた白球。次の瞬間、割れるような大歓声と拍手が渦巻いた。 2度、3度と審判の微妙な判定に泣かされた。3度目は許せなかった。「引き揚げろ!」岡田監督はそう叫んでいた。2点リードの九回の守り。無死二、三塁から谷繁は二ゴロ。途中出場の関本が本塁へ送球するが、球審・橘高は「セーフ」の判定。これに激高した平田ヘッド、岡田監督、福原一塁コーチャー、正田打撃コーチが次々と審判団に詰め寄る。 ベンチに下がったナインに、やじとメガホンがスタンドから飛んだ。球児は審判に向かって叫んだ。「オレら命かけてやっとんやぞ」と。「モニター見てみい」の声も飛んだ。「抗議に行って『はい、そうですか』やったら野球にならん。こいつら1年間なんのためにやってきたか分からんやろう」と指揮官は選手の気持ちを代弁した。 このままでは没収試合になる―。平田ヘッドの退場を受け入れ、18分後、指揮官は試合再開を決めた。だが一、三塁からいきなり代打・井上の犠飛で同点に。さらに赤星の落球に四球も絡んで絶体絶命の満塁。ここで背番号80が再びグラウンドに。今季初めてマウンドでゲキを飛ばした。 「打たれ言うたんや。こんなんで負けてもお前のせいやない。責任はオレが取ったる。むちゃくちゃ投げえ言うたんや」。熱い言葉が自分を見失っていた守護神をよみがえらせた。代打渡辺、そしてウッズをオール直球で連続の空振り三振に打ち取った。 十一回に中村豊の移籍後初のアーチで勝負を決めた。「アウトになったところは審判にもミスがあるけど僕は相当、自信があった。あの打席は気持ちが入りました。技術はないから気持ちで打ちました」。ヒーローは涙を浮かべてそう言った。 97年の開場以来、1度も勝ち越せなかったナゴヤドームで初の勝ち越し。試合後、指揮官は充血した目で「そやな勝ったんやな。もう忘れたわ」。目を血走らせ勝利へ向かったチームは一丸になった。阪神が優勝へ加速する。
by tamachan-1018
| 2005-09-08 13:57
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